NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会 横浜ロシア語センター

1. ロシアの絵本(中級レベル~)

講師:小林 淳子(横浜ロシア語センター講師)

日本でも有名なロシアの絵本を原語で読んでみましょう。
絵本をとおしてロシア語の美しさ、豊かさにふれる講座です。
授業では単語のみ訳がついているテキストを使用します。
また、原語での朗読を聞いて「ロシア語の豊かな音の響きを楽しみたい」という方も歓迎します。


日時8月8日(土)、9日(日)、10日(月)13:30~15:00 全3回
場所オンライン(Zoom)
教材原語のテキストにアクセント、単語の訳を加筆した資料を配布
受講料一般8,400円、会員6,900円(全3回分、教材費込み)
受講対象中級以上(中級文法を終えていない方は、市販の日本語訳を事前に読んでおくことをおすすめします)
最少開講人数3名
定員10名
お申し込み締切7月29日(水)

授業内容

第1回8月8日(土)13:30~15:00『おおきなかぶ』
第2回8月9日(日)13:30~15:00『てぶくろ』『三びきのくま(1)』
第3回8月10日(月)13:30~15:00『三びきのくま(2)』
 

2. 旅のロシア語会話(初級レベル~)

講師:大山 麻稀子(横浜ロシア語センター講師)

街中で使われるシンプルなフレーズ、旅先で困らない日常のロシア語会話を学びます。
旅先でのロシア語、日常のロシア語を短期で習得しましょう!


日時8月8日(土)、9日(日)、10日(月)19:30~21:00 全3回
場所オンライン(Zoom)
教材講師オリジナル教材
受講料一般8,400円、会員6,900円(全3回分、教材費込み)
受講対象ロシア語のアルファベットが読め、初歩的な文法知識があれば誰でも受講可能。
最少開講人数3名
定員10名
お申し込み締切7月29日(水)

授業内容

第1回8月8日(土)19:30~21:00飛行機搭乗~ホテル到着、散策
第2回8月9日(日)19:30~21:00地下鉄、バス、タクシー、列車に乗る、手紙の発送
第3回8月10日(月)19:30~21:00観劇、レストラン、買い物など
 

3. ヴァーチャルモスクワ名所巡りでロシア語力アップ(初歩レベル~)

講師:野口 福美(横浜ロシア語教室講師)

ロシア語のシャワーを浴びながら学びます。リスニング・語彙力アップに効果的です。
ロシア人がロシア人に向かって話している内容を聞き取れる喜びを味わいましょう。
通訳・解説付きで進めますので、ロシア語初歩の方も楽しめるレッスンです。 

日時8月14日(金)、15日(土)14:00~15:30 全2回
場所オンライン(Zoom)
教材講師オリジナル教材 事前に易しい単語・表現集を配布
受講料一般5,600円、会員4,600円(全2回分、教材費込み)
受講対象初歩、初級、中級の方
最少開講人数3名
定員10名
お申し込み締切7月29日(水)

授業内容

第1回8月14日(金)14:00~15:30≪10 Самых красивых станций московского метро≫(モスクワ地下鉄駅トップ10)
第2回8月15日(土)14:00~15:30≪Достопримечательности обязятельные к посещению в Москве≫(必見のモスクワ名所)


お申し込みの流れは次の通りです。

1. Eメールにて参加をお申し込みください。
こちらのメールフォームに必要事項を入力・送信してください。
※ご用件欄で「受講お申し込み」を、希望クラス欄で「8/8,9,10ロシアの絵本」または「8/8,9,10旅のロシア語会話」または「8/14,15モスクワ名所巡り」を選択してください。

2. 開講決定後、ご案内に従って受講料・教材費をご納入ください。
料金のページ記載の指定口座のいずれかへお振り込みください。

3. 事務局より前日までに「Zoomミーティングの招待状」をメールにて送信します。

4. 当日までに手元の機器にZoomアプリをダウンロードしておき、開始時刻にZoomにアクセスしてください。
PCの場合は、招待状メールに記載されているURLをクリックするだけでもZoomが起動されます。
スマホとタブレットの場合は、アプリを起動させ「ミーティングに参加」を選択してID等必要事項を入力します。

 春季にZoom講座を何回か実験的に行いましたが、夏季休暇中は講師の先生方に提案を募り、本格的なオンライン集中講座を実施することができました。8月8,9,10日の13:30から小林先生の「ロシアの絵本」(参加者5名)、19:30から大山先生の「旅のロシア語会話」(3名)、14,15日の14:00から野口の「ヴァーチャルモスクワ名所めぐりでロシア語力アップ」(6名)が行われました。参加者の有志の皆様が感想をお寄せ下さいましたので、どうぞお読みください。

「ロシアの絵本」

 一見やさしそうな「絵本のことば」が、外国人学習者にはかえって難しいことがあります。たとえばもし日本の昔話『桃太郎』を日本語学習中の外国人が読んだら「きびだんご」はどんな食べ物?「鬼ヶ島」の「ヶ」って何?と「理詰めの疑問」が多く出ることでしょう。今回の夏期講座では『おおきなかぶРепка』『てぶくろРукавичка』『三びきのくまТри медведя』『おしゃべりハエ子Муха-Цокотуха』の四作品を読みました。受講対象は中級以上、活発な質問や意見が飛び交いました。テキストの単語にはほぼ100パーセント訳をつけてありましたので、単語を追っていくだけで、なんとなくお話の筋が予想できたと思います。さらに挿し絵の美しさ、ネイティブによる朗読の豊かな響きなど、ロシア絵本の楽しさを体感していただきました。

(講師・小林 淳子)


 長年接してきたロシア語は、仕事で必要なロシア語、特に石油・ガス業界関連のロシア語がほとんどでした。もっと異なるロシア語に接したい、知らないロシア語の世界に飛び込んでみたいと常々思っていたところで、この講座のことを知り、すぐに申し込みました。3日連続講義というのは、最初はちょっときついかなと躊躇しましたが、受講してみたら逆に良かったと思いました。頭の中にロシアの絵本のロシア語が残っている間に、続けて次の教材に接するのはテンポがよく、効率がよかったです。

 それはなにより、小林先生の致れり尽くせりのテキストと詳細な説明のお蔭です。受講生の数多くの非常に細かな質問にも丁寧に対応していただき、感謝しています。

 自分一人で読もうとしても、おそらく読んでいなかったであろうと思います。是非、続編を期待しています。

(加藤)


 テキストを理解するための単語は事前にメールでいただき、受講前の準備時間も少なくて済み助かりました。講師の小林先生も堅苦しくなく、明るくて講義の進行のテンポもよくて楽しかったですね。ロシアの絵本に引き込まれました。ハエのはえこの物語は講座中に追加になったのですが、とても印象的でした。Zoom だったので、移動時間も要らず、暑い日にはマッチしましたね。

 また、今回のような機会があれば、受講したいです。ありがとうございました。

(釜口)


1 今までに触れたことのない分野のロシア語を読んだので、予備知識に頼ることなく純粋に「読解」を楽しむことができました。

2 先生は、どんな質問にも極めて真摯に対応して下さいました。私は「質問を通して理解する」という性分なので、非常に助かりました。

3 他の受講生の方から出た質問や意見が、理解の一助となり、効果的に学習することができました。

(植竹)


 夏期集中講座「ロシアの絵本」に参加しました。先生が作ってくださった資料のおかげで目から耳からロシア童話の楽しさを満喫することができました。童話ならではの言い回しや表現なども多く、とても勉強になりました。

 今回の講座を通して一番感じたことは”ロシア語の響きの心地良さ”です。いつか自分もあんな風にスラスラと喋れたら、さぞ気持ちが良いだろうなと。

 これから自身の学習の一環として童話や民話などにも取り組み、より深く”ロシア”を学んでいきたいと思います!ありがとうございました。

(五十嵐)


「旅のロシア語会話」

 通常のクラスが夏休みに入った8月前半に、今年は集中講座『旅のロシア語会話』を受け持たせていただきました。三日間毎晩一時間半の授業をZoomで行ったのですが、初めての試みということもあり、授業準備にかなりの時間を費やしました。

 『旅のロシア語会話』を受講してくれた生徒さんはどの方も積極的で、とても楽しい三日間となりました。

 「もしモスクワへ旅行したら」、どんな場面が待っているでしょう?日本から飛行機に乗ってモスクワへ、そこからホテル宿泊、町の散策、バスやメトロへの乗車、博物館訪問や観劇、レストランでの食事、お土産購入…それぞれのシーンで出くわす会話を学びながら、三日間、仮想のモスクワ旅行をしました。

 最後に受講生の方々の「今後もロシア語を学んでいきたい」という意欲をうかがうことができ、とても嬉しかったです。

 ぜひまた機会があれば、集中講座、チャレンジしてみたいです。

(講師・大山 麻稀子)


「ヴァーチャルモスクワ名所巡り」

 桜木町での講座がコロナ禍により中断してほぼ半年、しばらくぶりでロシア語を耳にしました。

 予想していた通り、最初はさっぱり耳に残らず、8分間のビデオ中、聞いたことのある単語が三つ四つ聞こえただけでしたが、何度か聞いているうちにその数が増えていきました。まだ内容を理解するにはほど遠い状況ですが、これを続けていけばそのうちに、ある程度は聞きとれるようになるのかな、という感じがしました。後、YouTubeではスピードを変えたり、ロシア語あるいは日本語などの字幕もみることができることが分かり、楽しく、有意義に過ごすことができました。機会があればまた参加したいと思います。

(田畑)

神奈川県日本ユーラシア協会機関紙
「日本とユーラシア」2020年9月号
より